・小説「グラディーヴァ」とその中に出てくる実在の浮彫像をモチーフにしたMSX用アクションゲーム。
・小説の内容を知らなくても、問題なく遊べます。
・目玉のひとつがグラディーヴァの歩行。16×16ドットのスプライトパターンを36枚使ったアニメーション。
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ストーリー
考古学者カイロスは浮彫像グラディーヴァの秘密を解き明かすため、故郷にある遺跡の発掘を開始した。
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遊び方
主人公カイロスをカーソルとスペースキーで操作します。カーソルキーの[←][→]で左右に走り、[↑]でジャンプします。斜めジャンプは[←]か[→]を押しながら[↑]を押す。スペースキーでブロックを生成、吸収します。ブロックを足場にすると高い所に行けます。
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ゲームの流れ
1)マナが入ったフラスコを回収(マナ=心的エネルギーないしリビドー)
2)マナと化石を結合してグラディーヴァの要素を再生
3)G要素を回収
4)グラディーヴァ出現
5)次のステージへ
物語的には8ステージで1セット完結です。全6セット、計48ステージあります。
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葛藤値システム
ブロックを生成したり、怪物に接触すると主人公の葛藤値が増加し、ブロックを吸収したり、グラディーヴァの要素を取ると葛藤値が減少します。G要素再生後、全てのG要素を回収するまで葛藤値が増え続けます。葛藤値が100%になるとゲームオーバー。
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ギブアップ(手詰まり)
カーソルの[↓]を押しながらスペースキーを押す。
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コンティニュー
(CONTINUE)を選択してスペースキーまたはAボタンを押す。
(END)を選択するとタイトル画面に戻ります。
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デモのスキップ
デモ中にスペースキーを押す。
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ジョイスティック選択
タイトル画面で、使用するジョイスティックのAボタンを押す。キーボードの人はスペースキー。コンティニュー時に再選択できます。
1面スタート直後、まずはマナの回収から。
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ダウンロードと起動方法
GRA.zip
RUN"GRA.BAS" [RET]
※MSX1以上、ターボR高速モード対応。
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グラディーヴァに関する基本情報
・小説「グラディーヴァ」の著者:ヴィルヘルム・イェンゼン
・グラディーヴァはラテン語で「歩みいく女」を意味する。
・小説の題材となった浮彫像の作者:不明(オリジナルは紀元前のものらしい)
・グラディーヴァ論「妄想と夢」の著者:ジグムント・フロイト
・フロイトに小説を薦めた人:カール・グフタス・ユング
・グラディーヴァの影響を受けた作家:サルバドール・ダリ、アンドレ・ブルトン
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錬金術とは?
一般には、鉛などの卑金属を金などの貴金属に精錬しようとする技術のことをいうが、心理学者C.G.ユングは錬金術の過程に錬金術師たちの心理学的変容過程が投影されていることを発見し、錬金術を人間の意識の成長を意味するとした。
ここからは葛藤値に注意しながらG要素を素早く回収。全て回収したら、いよいよグラディーヴァが登場します。